さて、更生保護関係機関にとってこの時期は、来月から始まる「社会を明るくする運動」の準備に追われる時期でもあります。この「社会を明るくする運動」は通称「社明運動」とよばれ、法務省主唱の下、全国で毎年7月に実施されてきました。墨田区は今年で63回目の運動となり、本会も主管団体の1つとなっています。
この運動の1つの大きなイベントが中央集会です。この集会は、犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラについて、地域の皆さんと一緒に考えていこうというものです。昨年は夜回り先生こと、水谷修氏を招いての講演会が行われ、満員となった会場に運動規模の大きさを目の当たりにしました。
今年の墨田区中央集会では、昨年劇場公開された映画「あなたへ」を上映することになりました。高倉健さん主演のこの映画は、法務省が東映とタイアップしたことで当時話題を呼び、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
とはいっても、映画の存在を知らなかった方、見逃してしまった方、まだ観てない方、興味があると思った方は、ぜひこの機会に鑑賞されてみてはいかがでしょうか。私たちも当日会場にいますので、多くのみなさんとお目にかかるのを楽しみにしています。
日時:7月20日(土) 午後1時開場 午後1時30分開会
場所:曳舟文化センター ホール(最寄り駅 京成/東武 曳舟駅 徒歩1〜3分)
内容:第63回社会を明るくする運動 中央集会(墨田区)
入場料:無料 (先着580名様)
「あなたへ」について
〜あらすじとみどころ〜
富山の刑務所で指導教官を務める倉島英二(高倉健)に、亡くなった妻・洋子(田中裕子)から届いた絵手紙。そこには今まで知らされることの無かった“故郷の海に散骨して欲しい”という洋子の想いが記されていた。その真意を知るために、故郷へ向けて車で一人旅を始める英二。
その旅は富山から始まり飛騨高山、京都、瀬戸内、北九州、門司、そして洋子の故郷である長崎県平戸の漁港・薄香へと続く。風光明媚な地で出会うさまざまな人々と、さまざまな人生。出会いと別れ。そしてそれは英二が洋子の深い愛情に改めて気付かされる旅でもあった。
高倉健を筆頭に、田中裕子、佐藤浩市、草彅剛、余貴美子、綾瀬はるか、浅野忠信、ビートたけし、原田美枝子、長塚京三、大滝秀治といった重厚な役者陣が織りなすヒューマンドラマ。
モントリオール世界映画祭ではエキュメニカル賞特別賞を受賞。また、本作が遺作となった俳優・大滝秀治が日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。
監督である降旗康男氏。古くは任侠シリーズで名を馳せたが、あ・うん以降は人情物が多くなっている。最近では 鉄道員 ぽっぽや が有名か。
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