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2024年3月9日土曜日

愛光女子学園に見学に行ってきました

こんにちは!みゆです。

3月5日(火)、愛光女子学園へ見学に行ってまいりました。今回は3人のBBSメンバーで参加しました。愛光女子学園は、主に関東の各家庭裁判所で少年院送致の決定を受けた12歳以上23歳未満の女子少年を収容し、非行からの立ち直りや矯正教育を行う国の施設です。施設の外観は一見少年院とは思えない閑静な学校のような雰囲気で外から見えないような囲まれた建物の設計が施されているそうです。

はじめ、パンフレットとパワーポイントを用いて施設の方が学園の沿革や、少年院の仕組み、愛光女子学園の教育の特徴等をお話してくださいました。具体的な内容といたしましては、少年院に入院した少年の出院までの流れ、家庭環境、教育の特徴、職員の仕事内容などです。


一通り施設の概要について説明を受け、その後は施設内を案内していただきました。他の少年院のように建物の外には高いフェンスがありませんでしたが、ほとんどすべてのドアに鍵がかかっており外には出られない工夫がなされていました。また、都市型の女子少年院のため唯一室内に温水プールがあり、冬でも週に1回程度プールの時間が設けられているそうです。他にも施設内に美容室がありカットのみすることが可能だそうです。実際に授業をしている教室の横を通ることができましたが、真剣に取り組んでいる様子がうかがえました。私が特に印象的だったのは、少年たちが作った作品や両親に宛てた手紙が飾られていたことです。作品は絵の上手なものばかりで、細かく描かれており器用な子が多いように感じました。また、両親に宛てた手紙には中には感謝や謝罪などたくさん思いを込めて書いている子やお父さんとお母さんに「大好きだよ」と素直な気持ちを綴っている子もいて、彼らの立ち直ろうという気持ちを私自身もこれからサポートしていきたいと強く感じた瞬間でした。

施設内を案内していただいてその後、参加者からの質問にいくつか答えていただきました。男子少年院との違いについては、施設の壁などの色合いや身だしなみなどにも違いがみられましたが、女子少年は場合によっては、虐待や性暴力を受けるなど被害児の場合もあるため、愛光女子学園では「立て直しの場所」として彼女たちに自信をつけさせたり、心のケアも含めてきめ細やかな指導を行ったり、法務教官だけではなく専門の先生(社会福祉士やキャリアコンサルタントの方など)と協力して指導を行っているそうです。とても丁寧に説明してくださり、質問にもわかりやすく答えてくださって施設の方には本当に感謝しています。

実際に、見学させていただいたことで少年院に抱いていたイメージを大きく払拭し、新たな知識も得ることが出来て、とても貴重な経験となりました。これからも、非行少年の立ち直りについて理解を深めサポートしていきたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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