去る 2012年11月18日。
江東区新木場は 都立 夢の島公園 にて、グループワークを開催しました。
グループワークは年間活動を通じても、少年とダイレクトに触れ合える唯一の機会。
BBS会活動の大半はグループワークへ向けて準備している、活動のなかでも最重要だ、と言っても大げさでは無いでしょう。
そもそもグループワークとは、ともだち活動の一環として、少年とBBS会員がグループを組み、スポーツやレクリエーションなどをいっしょに行うことです。
保護観察所が行っている、非行のない社会環境づくりのワンピースとして、BBS会だからこそできる、ともだち活動を通し、社会参加活動への協力を実施しています。
晴天にも恵まれた最高のグループワーク日和に、総勢 18 名と多数の参加者が集いました。
参加者の内訳は、少年、保護監察官、保護司会、更生保護女性会、インプロモーティブ講師、BBS会と様々。
様々な面々でしたが、この日ばかりは肩書きを捨てフラットな関係で、「少年と楽しく触れ合うこと」をモットーに取り組みました。
インプロモーティブは全員参加型の体全身を使ったミニゲームをメインに、誰しもが笑い合いながらのプレイ。
講師の方から次々繰り出されるミニゲームに、息つく間も無くさすがはプロフェッショナルと感服。
数々のゲームを楽しみながらも、講師の方が発した「言葉」に、心を動かされました。
ミニゲームは上手くクリアできることもあれば、もちろんミスもあります。
誰かがミスをしたその時、講師の方は必ず「言葉」を叫んでいました。
ミスした人へではなく、周りの誰かへでもなく、大空へ向かって「言葉」を叫んでいました。
「失敗したっていいんだ!
挑戦したからこそ失敗できたんだ!
失敗できた君こそがヒーローだ!
皆でヒーローに拍手!」
流れる雲と青い空の下で、1時間ほどミニゲームを楽しんだ後、皆お腹を空かせてBBQ会場へ移動。
少年だからと特別扱いせず、BBQの準備はきっちり手伝ってもらいました。
少年は今日を楽しむ仲間、ともだちの一員ですから。
ミニゲームで他人行儀な雰囲気もうちとけ、軽い冗談を交えて楽しい食事のひととき。
蒼い海に漂う船をぼんやり眺めながら、このひとときを忘れないでと願いました。
今日という日を忘れないでほしいと、心から願いました。
君はひとりぼっちじゃない。君を見守る人々がいるんだ。どうか忘れないで。
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